洋機械が大幅続落、成形機需要が低水準で24年3月期業績予想を下方修正
東洋機械金属<6210>が大幅続落している。26日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を330億円から275億円(前期比22.1%減)へ、営業利益を4億円から1億円(同92.4%減)へ、最終損益を1億3000万円の黒字から3億2000万円の赤字(前期6億4800万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
成形機業界全体の需要が低水準で推移しており、特に中国のIT電子機器や医療関連、米国の生活用品関連の需要が低調に推移していることが要因。また、部材調達環境の悪化により、主要な調達部材の価格高騰や長期化する部材供給不足に伴う生産効率の悪化、受注減少に伴う工場操業度低下による固定費回収不足なども生じているという。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高140億5800万円(前年同期比17.5%減)、営業利益200万円(同99.7%減)、最終損益3億1800万円の赤字(前年同期2億3800万円の黒字)だった。