30日の株式相場見通し=大幅反落、NYダウ大幅安で再びリスクオフ

市況
2023年10月30日 8時01分

30日の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が強まり、日経平均株価は大幅反落で3万円トビ台半ばまで水準を切り下げそうだ。前週末に400円近い反発をみせたが、その大半を吐き出すことも考えられる。前週末の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場では景気敏感株を中心に売り込まれNYダウが下値模索の動きを継続、3月以来の安値圏で引けた。中東情勢の緊迫化を背景にリスクオフの流れが強まった。足もとでWTI原油先物価格が急反発しており、原油市況の上昇が企業業績へ影響を及ぼすとの思惑も嫌気されている。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、好決算を好感されたアマゾン<AMZN>が買われたこともあって反発に転じたが、上げ幅は小さく全般見送りムードが強い。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが冷やされ、主力株を中心に広範囲に売りが波及する公算が大きい。今週はスケジュール的にも日米の金融会合を控えており、押し目に買い向かう動きも限定的となりそうだ。

27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比366ドル71セント安の3万2417ドル59セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同47.406ポイント高の1万2643.011だった。

日程面では、きょうは9月の豪小売売上高、10月の独消費者物価指数(CPI)など。なお、フィリピン市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.