<マ-ケット日報> 2023年10月30日

市況
2023年10月30日 16時45分

週明けの市場は日経平均が反落。終値は前週末比294円安の3万696円だった。米国株の下げを受けて開始から300円を超える下げでスタート。安値が3万500円台の心理的な節目ゾーンに入ったところで下げ止まったが、中東情勢が不透明なことや、原油高による日米のインフレ懸念が増していることで反発力は鈍いままだった。市場には個別企業の業績期待があるが、本日はオムロンや日野自が決算悪で売られるなど期待になかなか沿えない面もあるようだ。

前週末の米国市場は緊迫する中東情勢や主力企業の決算を嫌気してダウ平均は3日続落。今年3月以来の安値となった。イスラエルがガザ地区への地上侵攻を拡大すると宣言したことから緊張感が高まり原油相場も上昇した。また、ダウ平均の採用銘柄シェブロンが決算悪で大きく売られたことも指数の足を引っ張った。ディフェンシブ株まで売られて一時は400ドルを超える下げも。一方、ハイテク株ではアマゾンが好決算で買われ、ナスダック指数は3日ぶりに反発している。

さて、東京市場は引き続きインフレ懸念と中東不安が重荷となって売られる展開。先物には外国人からと見られる売りが断続的に出ておりボラティリティの高い状態を強いられている。個別企業の決算でも本日は下方修正の方が目立ち良いところなし。ただ、日経平均は下値3万500円辺りで下げ止まるなど今月4日の安値(3万487円)を強く意識。下値圏で神経質な攻防が続いている。(ストック・データバンク 編集部)

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