オン・セミが決算受け大幅安 4四半期のガイダンスを嫌気=米国株個別
オン・セミが決算受け大幅安 4四半期のガイダンスを嫌気=米国株個別
(NY時間10:36)
オン・セミ<ON> 67.89(-15.63 -18.71%)
半導体のオン・セミコンダクター<ON>が大幅安。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第4四半期のガイダンスを嫌気している模様。1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。株価は67ドル台まで下落しており、8月のピークから34%下落している。
ただ、アナリストからは「産業用最終市場からの漸増的な弱さが生じていると考えているが、これは他の半導体がこの業績サイクルでこれまで指摘してきたことと一致しており、大きなサプライズではないはずだ」との指摘も出ている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.39ドル(予想:1.34ドル)
・売上高:21.8億ドル(予想:21.5億ドル)
・粗利益率(調整後):47.3%(予想:47.0%)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.13~1.27ドル(予想:1.36ドル)
・売上高:19.5~20.5億ドル(予想:21.8億ドル)
・粗利益率(調整後):45.5~47.5%(予想:47.1%)
【企業概要】
半導体を製造・販売し、インテリジェントパワー・センシングソリューションを提供する。電子機器の電力供給用半導体、自動車・医療・航空宇宙・防衛分野向けカスタムASIC・SoCデバイス、高精度コンピューティングや通信用シグナルマネジメント半導体の他、産業用IoT向け高性能WiFi対応製品等も扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美