注目銘柄ダイジェスト(前場):日新薬、明電舎、アンリツなど

市況
2023年10月31日 11時41分

寺岡製<4987>:466円 カ -

ストップ高買い気配。MBOの実施を前日に発表している。代表取締役の寺岡氏が100%を保有する資産管理会社のKMMが、同社の非公開化を目的にTOBを実施する。筆頭株主の伊藤忠もTOB応募契約を締結しているもよう。TOB価格は564円で前日終値比46.1%のプレミアムとなり、同価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。買付期間は10月31日から12月13日まで。

日新薬<4516>:6021円(+699円)

大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の160億円から208億円、前年同期比8.6%増に引き上げ。ウプトラビの海外売上に伴うロイヤリティ収入、機能食品事業などが好調に推移のほか、研究開発費の下振れなども要因となる。通期予想の見直しは11月13日の決算発表日に行うもよう。上振れ期待はあったとみられるが、修正幅は想定以上と捉えられる。

明電舎<6508>:2303円(+285円)

大幅反発。前日に上半期の決算を発表、7-9月期営業損益は10億円の黒字に転換しており、上半期営業損益は23.7億円の赤字、赤字幅は18年ぶりの低水準にとどまっている。通期営業利益予想は従来の100億円から110億円、前期比28.8%増に上方修正。海外変電事業の収益改善で電力インフラが好調なほか、水インフラ事業などの収益も回復のもよう。通期受注計画も従来の2850億円から3000億円に引き上げている。

アンリツ<6754>:1122円(+150.3円)

大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は29.9億円で前年同期比24.9%増となり、第1四半期0.6億円の赤字からは急改善。20億円程度であった市場予想も上回っている。通期予想は従来の137億円から109億円、前期比7.2%減に下方修正しているが、ほぼ市場コンセンサス水準であり、あく抜け感にもつながっているもよう。通信計測機器の受注回復などで利益率が急回復しているようだ。

三菱UFJ<8306>:1258.5円(+28.5円)

反発。本日は銀行セクターが業種別上昇率のトップになっている。前日から日銀金融政策決定会合が開催されているが、日銀ではYCCの再修正を議論すると報じられており、銀行株の買い材料につながる形となっている。現在1%とされている長期金利の上限を柔軟にし、一定程度1%を超える金利上昇を容認する案が有力となっているもよう。金融政策正常化へのペースの速まりなども意識される状況とみられる。

Aiming<3911>:241円(+16円)

大幅に反発。前日に上場来安値まで急落した反動で買い戻されている。Aimingは27日に23年12月期の営業損益予想を8.24億円の赤字(前期実績4.00億円の黒字)と発表。第3四半期累計(23年1-9月)が2.51億円の赤字と会社計画(3.12億円の黒字)を下回ったことも嫌気され、30日は前営業日比26%超の大幅安となった。ただ、24年12月期に向けては開発効率の見直しやコスト適正化に努めるとしており、押し目買いの好機と見た向きの買いも入っているようだ。

HOUSEI<5035>:461円(-2円)

伸び悩み。クラウド勤怠管理サービス「TimeTec」を顔認証端末と連携させたソリューションの提供を実現したと発表している。従業員は顔をかざすだけで簡単に施設に入ることができるほか、従業員の出勤時間情報を顔認証データと連携させ、TimeTecに自動的に反映させることが可能という。同サービスはマレーシアのTimeTec社の製品で、HOUSEIは日本国内向け代理店契約を獲得している。

デジプラ<3691>:617円(-1円)

もみ合い。グループ会社のデジタルフィンテック(東京都渋谷区)が運営する「デジタルギフト」が、すかいらーくホールディングス<3197>が提供する「すかいらーくご優待券」を新たな選択先として追加したと発表している。同優待券は「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などのファミリーレストランを中心に複数の店舗で利用可能。デジタルギフトは紙券として発行していたギフト券をデジタル化したサービス。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.