今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況

通貨
2023年11月1日 8時25分

10月31日のドル・円は、東京市場では149円03銭まで下げた後、150円31銭まで上昇。欧米市場では150円09銭から151円72銭まで一段高となり、151円70銭で取引終了。本日11月1日のドル・円は主に151円台で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況だが、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

日本銀行の植田総裁は10月31日に行われた会見で、「経済情勢の変化に応じて、円滑な金利が形成されるよう運用の柔軟性を高めておくことが適当と判断した」との見方を伝えた。また、物価動向について、「原材料高を背景とした価格転嫁の動きと原油高が影響している」、「賃金物価の好循環が強まっていく必要があり、持続的に物価が上昇する目標は十分な確度を持って見通せる段階にはない」と述べた。

市場参加者の間からは「日本銀行は長期金利の上限のめどを1.0%まで引き上げたが、金融緩和策を維持する姿勢は変わっていない」、「米国は日本の円買い介入を容認していない」などの声が聞かれいる。日銀の金融政策は結果的に円安進行の一因となっており、日本政府・日銀の対応が注目されそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

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