三和ホールディングス---2Q増収・2ケタ増益、通期連結業績予想の上方修正を発表
三和ホールディングス<5929>は31日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.5%増の2,856.57億円、営業利益が同29.0%増の277.33億円、経常利益が同36.8%増の271.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同63.9%増の221.09億円となった。
日本での売上高は前年同期比8.0%増の1,213.87億円、セグメント利益は同21.6%増の105.41億円となった。売価転嫁による収益性の確保に努めるともに、工場施設や大型再開発案件を中心に重量シャッター・ビルマンションドア等の基幹商品、間仕切等の戦略商品、メンテ・サービス事業が堅調に推移した。
北米(オーバーヘッドドア)の売上高は同3.8%増(外貨ベースでは5.4%減)の1,039.73億円、セグメント利益は同40.6%増の164.76億円となった。住宅向け市場が大きく落ち込む中、売価維持と生産性改善に努めた。
欧州(ノボフェルム)の売上高は同5.6%増(外貨ベースでは3.5%減)の544.11億円、セグメント利益は同39.7%減の12.54億円となった。エネルギー価格等の各種コストの上昇に加え、景気減速に伴う市場環境の悪化もあり厳しい状況で推移した。
アジアの売上高は同45.5%増の58.53億円、営業利益は同56.0%減の0.47億円となった。新規連結効果もあり増収となった。
2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比2.0%増(前回予想比3.4%増)の6,000.00億円、営業利益が同6.6%増(同26.3%増)の600.00億円、経常利益が同11.8%増(同26.9%増)の590.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.9%増(同25.8%増)の400.00億円としている。
《SI》