ペイコムが決算受け大幅安 ガイダンスを嫌気 投資判断の引き下げ相次ぐ=米国株個別

材料
2023年11月1日 23時25分

(NY時間10:11)

ペイコム<PAYC> 153.47(-91.51 -37.35%)

人材管理サービスのペイコム・ソフトウェア<PAYC>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、EBITDAは予想を上回ったものの、売上高、経常収益とも予想を若干下回った。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを公表し、EBITDA、売上高とも予想を下回る見通しを示した。通期は下方修正している。

今回の決算を受けて複数のアナリストが投資判断を引き下げている。「今回の投資判断引き下げは第3四半期の冴えない数字を反映したもので、そのネガティブ・サプライズの大きさは注目に値する」と述べたうえで、「移行期には回復に対する投資家の信頼を得るために、透明性を高める必要がある」とも語った。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.77ドル(予想:1.60ドル)

・売上高:4.06億ドル(予想:4.11億ドル)

経常収益:3.99億ドル(予想:4.04億ドル)

・粗利益率(調整後):83.7%(予想:84.4%)

・EBITDA(調整後):1.66億ドル(予想:1.57億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)

・売上高:4.20~4.25億ドル(予想:4.52億ドル)

・EBITDA(調整後):1.69~1.74億ドル(予想:1.88億ドル)

(通期見通し)

・売上高:16.8億ドル(従来:17.2億ドル)(予想:17.2億ドル)

・EBITDA(調整後):7.12~7.17億ドル(従来:7.22~7.24億ドル)(予想:7.23億ドル)

【企業概要】

人材管理 (HCM)の為のSaaSを開発し、スキルを有する自社スペシャリティが全米各地の各企業の専属担当者としてサービスを提供する。人材採用・勤怠管理・給与計算から退職まで包括的に管理するHCM機能を、単一クラウド上で管理するコアシステムをベースとし、リアルタイム分析も可能である。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.