株価指数先物【昼】 節目の3万2000円回復でショートカバーを誘う (訂正)

市況
2023年11月2日 12時07分

日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の3万1960円(+1.13%)前後で推移。寄り付きは3万2030円と、シカゴ日経平均先物(3万1855円)を上回り、ギャップアップで節目の3万2000円を回復して始まった。その後3万2090円まで上昇した後は利益確定に伴うクローズから上げ幅を縮めたものの、3万1920円~3万2020円辺りでの底堅い値動きで推移している。

日経225先物は、75日移動平均線およびボリンジャーバンドの+1σが位置する3万2000円を上回って始まったことから、寄り付き直後にはリバランスに伴うショートカバーが入ったとみられる。買い一巡後は、いったんは達成感が意識されやすい水準でもあり、3万2000円を若干下回っての保ち合いを継続している。ただし、押し目待ち狙いのロングから底堅い値動きを見せており、ショートを仕掛けづらくさせているだろう。3連休を前に後場はこう着感が強まる可能性はあるものの、3万2000円近辺での底堅い値動きが続くようだと、終盤にかけてショートカバーを誘う流れが意識されそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で13.74倍に上昇した。アドバンテスト <6857> [東証P]が9%超の上昇で前日の下落部分を埋めてくるなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強い上昇によって日経平均型優位の状況であり、NTショートを巻き戻す動きに向かわせている。

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