ロクが決算受け大幅高 売上高が予想上回り、EBITDAも予想外の黒字=米国株個別
(NY時間14:04)
ロク<ROKU> 78.49(+18.79 +31.47%)
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高は予想を上回った。プラットホーム、プレイヤーとも好調だった。また、EBITDAが予想外の黒字となり、第4四半期のEBITDA見通しも黒字を予想している。
今回の決算を受けてアナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。「同社は、製品改善への設備投資を犠牲にすることなく、24年度のフリーキャッシュフロー(FCF)が黒字となる合理的なEBITDA目標を容易に達成できる可能性が高まった」と述べている。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益:-2.33ドル(予想:-1.89ドル)
・売上高:9.12億ドル(予想:8.60億ドル)
プラットホーム:7.87億ドル(予想:7.55億ドル)
プレイヤー:1.25億ドル(予想:1.03億ドル)
・粗利益率(調整後):48.0%(予想:43.3%)
・EBITDA(調整後):4340万ドル(予想:-3050万ドル)
・ユーザーアカウント:7580万人(予想:7500万人)
・ユーザー単価:41.03ドル(予想:41.23ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:9.55億ドル(予想:9.53億ドル)
・EBITDA(調整後):1000万ドル(予想:-5760万ドル)
【企業概要】
北米において、コンテンツと広告のテレビストリーミングサービスを提供する。また、ストリーミングプレーヤー、自社ブランドのテレビ、スマートホーム製品、オーディオ製品などを販売し、サービス事業者やパートナーと機器ライセンス契約を結ぶ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美