アップルが決算受け軟調 好調な内容も中華圏とマックの売上高が予想に届かず=米国株個別
(NY時間16:49)時間外
アップル<AAPL> 176.34(-1.23 -0.69%)
アップル<AAPL>が引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの売上が好調だったほか、サービス部門の売上高も予想を上回った。アイフォーンの売上は四半期で過去最高を記録し、サービス部門の売上高も過去最高を更新した。同社はまた、1株0.24ドルの四半期配当を発表している。
クックCEOは声明で「ホリデーシーズンに向けてアイフォーン15のラインナップや、初のカーボンニュートラルモデルのアップル・ウォッチなど過去最強の製品ラインナップを揃えることができた」と述べた。また、マエストリCFOは「第4四半期は長期的な成長計画への投資を継続しながら、1株利益を2桁成長させ、250億ドル近くを株主に還元した」と述べている。
ただ、4四半期連続の減収となったほか、注目されていた中華圏の売上高が予想に届かなかったこと、そして、マックの売上高も予想を下回ったことから、時間外で株価は軟調に推移している。
なお、同社は今回も具体的なガイダンスは公表していない。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.46ドル(予想:1.39ドル)
・売上高:895.0億ドル(予想:893.5億ドル)
製品:671.8億ドル(予想:678.2億ドル)
アイフォーン:438.1億ドル(予想:437.3億ドル)
マック:76.1億ドル(予想:87.6億ドル)
アイパッド:64.4億ドル(予想:61.2億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:93.2億ドル(予想:84.1億ドル)
サービス:223.1億ドル(予想:213.7億ドル)
・中華圏売上高:150.8億ドル(予想:170.1億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美