アップルが決算受け下落 中華圏とマックの売上高が予想に届かず 見通しにも若干失望=米国株個別

材料
2023年11月3日 22時47分

(NY時間09:34)

アップル<AAPL> 174.57(-3.01 -1.69%)

アップル<AAPL>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの売上が底堅かったほか、サービス部門の売上高も予想を上回っていた。アイフォーンの売上は四半期で過去最高を記録し、サービス部門の売上高も過去最高を更新。同社はまた1株0.24ドルの四半期配当を発表している。

ただ、株価は冴えない反応。4四半期連続の減収となったほか、注目されていた中華圏の売上高が予想に届かなかったこと、そして、マックの売上も予想を下回った。4四半期連続の減収は2001年以来の長期低迷。パソコン市場の低迷や中国での需要鈍化が響いた。

同社は今回も具体的なガイダンスは公表していないが、説明会では10-12月期の見通しについて、アイフォーンは前年比で増加が見込まれるものの、アイパッドとウェアラブル部門は大幅に減少すると述べ、10-12月期の売上高は前年と同程度を見込んでいるとしていた。ホリデーシーズンは同社でもっとも売上高が伸びる時期で、市場も5%程度の増収を期待していたが、残念な見通しになったようだ。

(7-9月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.46ドル(予想:1.39ドル)

・売上高:895.0億ドル(予想:893.5億ドル)

製品:671.8億ドル(予想:678.2億ドル)

アイフォーン:438.1億ドル(予想:437.3億ドル)

マック:76.1億ドル(予想:87.6億ドル)

アイパッド:64.4億ドル(予想:61.2億ドル)

ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:93.2億ドル(予想:84.1億ドル)

サービス:223.1億ドル(予想:213.7億ドル)  

・中華圏売上高:150.8億ドル(予想:170.1億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.