エクスペディアが決算受け大幅高 アナリストからも高評価=米国株個別
(NY時間11:26)
エクスペディア<EXPE> 111.01(+16.17 +17.04%)
オンライン旅行のエクスペディア<EXPE>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、ブッキングは予想を下回ったものの、1株利益、売上高とも予想を上回った。50億ドルの自社株買いの承認も発表している。
アナリストからも高評価が聞かれ、同社の米国での「ワンキー・ロイヤリティ・プログラム」の展開が2024年以降の利益ある成長のための準備になるとの指摘も出ている。
「ライバルのブッキング社<BKNG>はイスラエル紛争の影響に懸念を示していたが。同社もその影響を受けたにもかかわらず、ライバルとは対照的に、第4四半期のブッキングは前年比で安定的に推移する見込みだ」と述べた。また、「米国でのワンキー・ロイヤリティ・プログラムの展開により、同社は2024年以降の利益ある成長に向けた態勢を整えている」とも指摘した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):5.41ドル(予想:5.01ドル)
・ブッキング:256.9億ドル(予想:258.7億ドル)
・売上高:39.3億ドル(予想:38.7億ドル)
小売り:28.2億ドル(予想:27.9億ドル)
法人:9.95億ドル(予想:9.42億ドル)
トリバゴ:1.15億ドル(予想:1.18億ドル)
宿泊:32.3億ドル(予想:31.5億ドル)
航空:1.00億ドル(予想:1.05億ドル)
広告メディア:2.40億ドル(予想:2.16億ドル)
・EBITDA(調整後):12.2億ドル(予想:11.5億ドル)
・FCF:-15.9億ドル(予想:-13.1億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美