6日の株式相場見通し=4日続伸、米株高続き追い風強まる
6日の東京株式市場はリスク選好の地合いが予想され、日経平均は大幅高で4営業日続伸となりそうだ。前週末3日が祝日だったことできょうは3連休明けとなるが、米国株市場ではNYダウが前週後半に上げ足を加速したことから、東京市場でもこれに追随する動きが想定される。3日に発表された10月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比15万人増と事前コンセンサスを下回ったほか、平均時給の伸びも減速した。これを受けてFRBによる金融引き締め長期化に対する警戒感が和らぎ、米長期金利が一段と低下した。株式市場の相対的割高感が低まり主要株価指数を押し上げる背景となった。東京市場では、日経平均が10月中旬以降急速に下値を探る展開を強いられたが、高水準の空売りが下げを助長する形となっていた。しかし、今月に入って日経平均はその反動による買い戻しで一気に切り返しに転じている。きょうも米株高を受けて踏み上げ相場の様相が続き、3万2000円台半ばにかけての強調展開が予想される。
3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比222ドル24セント高の3万4061ドル32セントと5日続伸。ナスダック総合株価指数は同184.092ポイント高の1万3478.283だった。
日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(9月開催分)、11月の日銀当座預金増減要因見込みなど。海外ではインドネシアの7~9月期GDPなど。