住友電は戻り足に拍車かかる、自動車生産回復追い風に今3月期営業利益2ケタ伸長へ
住友電気工業<5802>が寄り付きカイ気配スタートで大幅高となった。前週に1549円で目先の底入れを確認しその後はリバウンドに転じたが、きょうは戻り足に拍車がかかっている。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来計画の1800億円から2000億円(前期比13%増)に200億円増額し、2ケタ成長で過去最高を更新する見通しで、これを材料視する買いを呼び込んでいる。自動車生産の回復を背景にワイヤーハーネスが高水準に推移したほか、電力ケーブルの販売好調も業績押し上げ要因となる。前週終値換算でPBRが0.6倍台、配当利回りが3%強とバリュー株としての側面も評価されている。