理想科学が大幅に4日続伸、業績・配当予想の上方修正と自社株買いが株価刺激
理想科学工業<6413>が大幅に4日続伸した。前営業日の2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と配当計画を見直した。最終利益の見通しを32億円から39億円(前期比15.7%減)に引き上げ、年間配当予想を5円増額して100円(同20円減配)とした。加えて、取得総数25万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.75%)、取得総額5億円の自社株買いの実施も公表しており、これらが株価の刺激材料となった。
今期の売上高の見通しは721億円から733億円(同1.8%減)に修正した。4~9月期は想定よりも為替レートが円安で推移し、売上高と各利益は計画を上回った。第3四半期以降も円安が続く見込みであることから、業績予想に影響を反映した。自社株の取得期間は11月20日から24年1月26日までとする。