グリコが8日ぶりに急反落、今期業績予想引き上げも好材料出尽くしとの受け止め
江崎グリコ<2206>が8日ぶりに急反落した。前営業日となる2日の取引終了後、23年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高の予想は3270億円から3320億円(前期比9.2%増)、最終利益の予想は100億円から135億円(同66.7%増)に引き上げた。ただ株価は決算への期待もあって、2日まで7連騰と上昇指向を強めていた。いったん好材料出尽くしと受け止めた売りが膨らんだようだ。
販売促進費や広告費などは増加したものの、国内事業が好調に推移して補った。為替差益も利益を押し上げる要因となった。1~9月期の売上高は前年同期比9.1%増の2465億4100万円、最終利益は同24.8%増の129億9200万円だった。