株価指数先物【昼】 短期的な過熱感から、いったんロングを圧縮する動き
日経225先物は11時30分時点、前日比240円安の3万2430円(-0.73%)前後で推移。寄り付きは3万2580円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2600円)にサヤ寄せする格好から、利食い優勢で始まった。寄り付き直後に3万2640円まで下げ幅を縮める場面も見られたが、グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移しているほか、香港ハンセン指数や韓国KOSPI指数の下げが重荷となり、いったんロングを圧縮する動きに向かわせたようだ。終盤にかけてじり安基調のなか、一時3万2400円まで売られた。
日経225先物は、10月12日の高値3万2660円を下回って始まり、その後も同水準を上放れることができなかったため、利食いに向かわせやすかったとみられる。また、前日までの上昇でボリンジャーバンドの+2σに到達したため、短期的な過熱感も意識されやすいところだろう。急ピッチの上昇に対する調整のなか、+1σの3万2120円や75日移動平均線の3万2000円辺りまで下げてこないと、積極的な押し目狙いのロングも入れづらいようだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.82倍に低下した。一時13.78倍まで下がり、25日線が位置する13.80倍を下回る場面も見られたが、その後は同線を上回っての推移を継続している。週末のオプションSQに向けたリバランスが意識されるなか、NTショートを巻き戻す動きに向かわせそうである。
株探ニュース