清水建は後場売られる、工事採算低下で4~9月期営業利益99%減
清水建設<1803>は後場売られる。午後1時ごろに4~9月期決算を発表。売上高は前年同期比13.4%増の9368億7800万円となったものの、営業利益が同98.5%減の1億6500万円と大幅減で着地しており、これが嫌気されている。
手持ちの大型工事が順調に進捗したことなどにより完成工事高が増加し、売上高は増加。一方、利益面では工事採算の低下に伴う完成工事総利益の減少が響いた。固定資産売却益の計上により、純利益は同44.0%増の162億4900万円と増益を確保した。なお、複数の開発物件を売却予定にあることや自社を取り巻く景況感が概ね想定の範囲内であることから、通期の増収・営業増益見通しは据え置いた。