FRBはいずれ政策金利を3%以下に引き下げる可能性
FRBはいずれ政策金利を3%以下に引き下げる可能性が高いとの指摘がエコノミストから出ている。投資家は債券市場の大混乱を乗り越え、FRBの利下げに備えるべきだという。今後数回のFOMCで政策金利は22年ぶりの高水準に据え置かれると予想する一方、2024年前半に景気後退が起こる可能性が高いと見ている。
このような背景から、FRBは利下げに一気に舵を切り、最終的に来年は累計1.50%ポイント、2025年にはさらに利下げを実施する可能性があると指摘した。FRBは政策金利を3%を少し下回る水準まで下げ、バランスシート縮小を一時停止すると考えているという。
パウエルFRB議長は先週、最近の米国債利回りの急騰がFRBのインフレ対策の一部を担っている可能性を示唆し、このサイクルですでに追加利上げは必要ないのかもしれないとの期待を呼び起こしていた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美