任天堂が急反発し年初来高値更新、「スイッチ」ソフト販売予想引き上げ業績予想を上方修正
任天堂<7974>が急反発し、年初来高値を更新した。7日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを3400億円から4200億円(前期比3.0%減)に引き上げた。4~9月期の販売状況と今後の見通しを踏まえ、想定為替レートも見直した。業績予想の上方修正を好感した買いが集まった。
今期の売上高の見通しは1兆4500億円から1兆5800億円(同1.4%減)に見直した。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売予想は、ハードウェアは1500万台で据え置き、ソフトウェアは1億8000万本から1億8500万本に引き上げた。期末の想定為替レートは1ドル=130円から同140円、1ユーロ=135円から同150円にそれぞれ変更した。
4~9月期の売上高は前年同期比21.2%増の7962億3700万円、最終利益は同17.7%増の2712億9800万円だった。今期の年間配当予想はこれまでの予想から34円増額して181円とした。