外為サマリー:一時150円60銭台に上昇、株高を受けリスク選好のドル買い流入
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円56銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭弱のドル高・円安となっている。
7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円37銭前後と前日に比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米ミネアポリス地区連銀総裁の発言などを手掛かりに一時150円69銭まで上伸したものの、米長期金利の低下が重荷となるかたちで伸び悩んだ。
日米金利差の縮小が意識されるなか、この日の東京市場のドル円相場は朝方に150円28銭まで下押す場面があった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げの思惑が残っていることからドルは売り一巡後に切り返す動き。日経平均株価が反発していることでリスク選好的なドル買い・円売りもみられ、午前9時50分ごろには150円61銭をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0690ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0007ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円95銭前後と同1銭程度のユーロ安・円高とほぼ横ばいで推移している。