株価指数先物【昼】 NTショートを巻き戻す動きが強まる
日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の3万2320円(+0.15%)前後で推移。寄り付きは3万2560円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2480円)を上回り、買い先行で始まった。ただし、寄り付きを高値に軟化し、中盤にかけて3万2270円と前日比変わらずの水準まで調整した。売り一巡後は終盤にかけて3万2300円から3万2400円辺りでの保ち合いを継続している。
日経225先物は、買い一巡後は軟化する格好となったが、リバランスに伴う影響とみられる。ファーストリテイリング <9983> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均型をけん引する一方で、NY原油先物相場の下落によりエネルギー株が弱い値動きだったほか、長期金利の低下を受けて金融株が軟調のなか、TOPIX型の弱さが目立つ。これにより、NT倍率は先物中心限月で13.93倍に上昇し、上値抵抗線として意識されている75日移動平均線を捉えてきた。オプションSQに向けたリバランスが意識されるなか、NTショートを巻き戻す動きが強まっている。
株探ニュース