高千穂交易---2Qは2年連続で上場来最高益を更新、デバイスセグメントが好調に推移

材料
2023年11月8日 12時24分

高千穂交易<2676>は7日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比14.5%増の127.29億円、営業利益は同22.2%増の7.13億円、経常利益は同18.2%増の10.57億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同9.2%増の7.17億円となった。

クラウドサービス&サポートセグメントの売上高は前年同期比9.6%増の11.92億円、営業利益は同1.3%減の2.25億円となった。入退室管理システムの保守収入やMSPサービス(クラウド製品の保守運用・稼働監視をサブスクリプション型で行う同社独自のサービス)の契約数、及びクラウドサービス収入の増加により売上高は順調に推移したものの、円安によるメーリングシステム保守部品の仕入れコスト増加が営業利益に影響した。

システムセグメントの売上高は同2.5%減の46.13億円、営業損失は0.83億円(前年同期は0.46億円の利益)となった。リテールソリューション商品類は、アパレル向けにRFIDを応用した商品管理ソリューションやセキュリティシステムが増加したことに加え、GMS向け顔認証システム等が好調に推移したが、ホームセンター向けの商品監視システムが減少したことにより、売上高は同1.9%減の16.13億円となった。ビジネスソリューション商品類は、物流システム向けRFIDや外資オフィス向け入退室管理システムが堅調だったものの、メーリングシステムの販売が一部第3四半期以降にスライドしたことにより、売上高は同1.7%減の15.92億円となった。グローバル商品類は、タイのアパレル店舗向けのセキュリティシステムが好調に推移したものの、発電所建設計画遅延により防火システムが減収となり、売上高は同4.0%減の14.07億円となった。

デバイスセグメントの売上高は同30.6%増の69.23億円、営業利益は同84.7%増の5.71億円となった。エレクトロニクス商品類では、前期末の受注残の取り込みが進み、産業機器向け等の電子部品の販売が好調に推移した。加えて、2021年に代理店契約を締結したヌヴォトンテクノロジージャパン社製品の販売が好調に推移したことや、民生機器やアミューズメント向けに新規採用が増加したことにより、売上高は同46.6%増の46.38億円となった。メカトロニクス商品類では、新紙幣改刷による銀行端末向け機構部品の販売や新商材「スパイラルシャフト」等の直動製品がスマート遊技機に採用されたことによりアミューズメント向けの販売が好調に推移し、売上高は同6.9%増の22.85億円となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比6.2%増の248.00億円、営業利益は同17.7%増の16.20億円、経常利益は同0.7%増の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.6%増の12.49億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.