ダウ先物は横ばい パウエル議長の講演に注目=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:31)
ダウ先物 34249(+34.00 +0.10%)
S&P500 4398.75(+2.75 +0.06%)
ナスダック100先物 15376.25(+2.00 +0.01%)
米株価指数先物市場でダウ先物は方向感なく小幅高で推移している。S&P、ナスダック100も同様。本日はパウエルFRB議長の講演が予定されているが、投資家は金融政策の手がかりを待ち望んでいる。日本時間23時台に講演は予定されている。
米株式市場は最近の上昇に歯止めがかかっている雰囲気だが、下押す動きもなく方向感を見出せないでいる。市場のボラティリティも低下しており、恐怖指数として知られるVIXは15前後と、基準となっている20を下回る水準で推移している状況。市場は次に手掛かりを待っている。
7-9月期決算もシーズンがほぼ終了した中で、S&P500企業の約80%が予想を上回る最終利益を発表したのに対し、需要鈍化により売上高が予想を上回ったのは59%に留まった。これほど差が開いたのは2015年の第4四半期以来だという。
そのような中で一部からは「大手IT・ハイテク株はほぼ決算を終えたが、ネガティ・サプライズはあまりなかった。FRBの利上げサイクルが止まっていることと相俟って、米株式市場は大手IT・ハイテク株がけん引し、2024年にかけて上昇を続けるだろう」といった声も聞かれる。
「これまでのFRBの急速な利上げにもかかわらず、経済は暑過ぎず、寒過ぎずのゴルディロックス環境にある。パフォーマンスへの不安はあるものの、年末にかけてのラリーの可能性はあると思う。アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>などのトップネームはまだ維持されると思う」と語った。
本日はディズニー<DIS>、MGMリゾート<MGM>が引け後に決算発表を予定。
(NY時間08:41) 時間外
アップル<AAPL> 181.60(-0.22 -0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 360.73(+0.20 +0.06%)
アマゾン<AMZN> 143.18(+0.47 +0.33%)
アルファベット<GOOG> 132.21(-0.19 -0.14%)
テスラ<TSLA> 222.30(+0.12 +0.05%)
メタ・プラットフォームズ<META> 318.69(-0.13 -0.04%)
AMD<AMD> 113.40(-0.05 -0.04%)
エヌビディア<NVDA> 460.58(+1.03 +0.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美