イスラエルのテバが決算受け上昇 戦闘による生産への影響はほとんどなし=米国株個別
(NY時間10:03)
テバ<TEVA> 9.34(+0.30 +3.26%)
イスラエルのジェネリック医薬品のテバ・ファーマ<TEVA>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、通期の売上高見通しを上方修正した。イスラエルとハマスの戦闘による生産への影響はほとんどないと述べている。
フランシスCEOは声明で「生産はハマスとの戦闘からほとんど影響を受けていない。同社の生産の92%以上はイスラエル国外で行われており、同国での売上高はテバの世界売上高のわずか2%に過ぎない」と述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.60ドル(予想:0.61ドル)
・売上高:38.5億ドル(予想:37.2億ドル)
・EBITDA(調整後):11.3億ドル(予想:11.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.25~2.55ドル
・売上高:151~155億ドル(従来:150~154億ドル)(予想:151.6億ドル)
・EBITDA(調整後):45~49億ドル(予想:45.4億ドル)
・FCF:17~21億ドル
【企業概要】
北米、欧州、その他の国々で、ジェネリック医薬品・特殊医薬品・バイオ医薬品・市販薬を提供する。化学物質・無菌製剤・ホルモン剤等のジェネリック医薬品、及び多発性硬化症・神経変性疾患や、疼痛などの中枢神経系、喘息などの呼吸器系、癌領域の特殊医薬品を開発し、製造又は製造委託して販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美