クラボウが後場に買われる、配当予想増額と9月中間期の計画上振れ着地を評価
クラボウ<3106>が後場に買われた。9日、年間配当予想を10円増額して80円(前期比10円増配)に修正すると発表した。同時に開示した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比0.8%増の726億5300万円、経常利益が同2.6%減の45億2500万円となった。経常減益ながらも会社計画を上振れて着地し、営業利益は減益予想から一転して増益で着地したこともあって、好感されたようだ。4~9月期は繊維事業でカジュアル衣料の販売が増加したことが追い風となった。また、環境メカトロニクス事業では半導体洗浄装置の売り上げが前倒しとなった。