ディズニーが決算受け上昇 コスト削減が予想以上に=米国株個別
(NY時間09:34)
ディズニー<DIS> 88.96(+4.46 +5.27%)
ディズニー<DIS>が上昇しており、ダウ平均をサポート。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。ディズニー+の加入者も予想を上回っている。
同社はまた、55億ドルを見込んでいたコスト削減が75億ドルを達成する見込みだと述べ、コスト削減を求めていた物言う株主のペルツ氏の要請通りとなった。
一方、同社のフラッグシップであるテーマパーク部門が最も利益を押し上げ31%の増益となったほか、消費者向け製品を含む同部門の売上は12%増加した。一方、ESPN+を含むストリーミング事業の損失は3億8700万ドルに縮小。同社は2024年度の第4四半期までに同事業の黒字化を目指すとしている。
アナリストは「同社の主な成長ドライバーは体験事業と消費者直販(DTC)事業。ストリーミング・サービスの継続的な進化と配当の復活に期待する」と述べた。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.82ドル(予想:0.69ドル)
・売上高:212.4億ドル(予想:214.3億ドル)
エンターテインメント:95.2億ドル(予想:97.7億ドル)
スポーツ:39.1億ドル(予想:38.9億ドル)
体験:81.6億ドル(予想:82.0億ドル)
・営業利益:29.8億ドル(予想:26.2億ドル)
・ディズニー+加入者:1.50億人(予想:1.47億人)
・ESPN+加入者:2600万人(予想:2630万人)
・Hulu総加入者:4850万人(予想:4920万人)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美