クリスピー・クリームが決算受け下落 予想下回る=米国株個別
(NY時間12:33)
クリスピー・クリーム<DNUT> 12.61(-0.84 -6.21%)
ドーナツのクリスピー・クリーム<DNUT>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを据え置いている。同社はまた、マクドナルド<MCD>とのケンタッキー州以外のマクドナルドの店舗での提携拡大を協議していることも明らかにした。
ただ、株価は冴えない反応。アナリストからは「予想を下回る第3四半期決算は、通期ガイダンスの据え置きやマクドナルドとの提携拡大の可能性など有望な材料を相殺し、株価に圧力がかかる可能性が高い」との指摘が出ている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.03ドル(予想:0.06ドル)
・売上高:4.07億ドル(予想:4.13億ドル)
・EBITDA(調整後):4370万ドル(予想:4920万ドル)
(通期見通し)
・売上高:16.5~16.8億ドル(予想:16.9億ドル)
・既存事業売上高:9~11%増
・EBITDA(調整後):2.05~2.15億ドル(予想:2.17億ドル)
【企業概要】
ドーナツ店、大手小売業者、eコマースやデリバリー事業者を介したオムニチャネルで、新鮮で高品質なドーナツを提供する。また、パッケージされたクッキーケーキ・アイスクリーム・ブラウニーなどのスイーツも取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美