三井海洋が続急伸、円建ての今期最終益予想引き上げを好感
三井海洋開発<6269>が続急伸している。9日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想を見直した。売上収益の見通しを3981億3000万円から4487億4000万円(前期比23.4%増)、最終利益の見通しを59億7100万円から67億3100万円(同35.7%増)に引き上げており、好感された。
今期に受注したFPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し装置)の建造工事が想定以上に順調に進捗しており、1~9月期の実績を業績予想に織り込んだという。現時点では建造工事の進捗見通しを合理的に予想するのが困難で、不確定要素もあるとし、営業利益と税引き前利益の見通しは取り下げて未定とした。ドルベースでの業績予想は売上収益と最終利益を据え置き、営業利益と税引き前利益は未定とした。