【クラファン・優待】堀江貴文氏も応援! 日本酒記録サービスや自社ブランドのサケアイ、11月10日募集開始

経済
2023年11月10日 11時55分

日本酒の記録サービスや自社ブランドなどを展開する株式会社サケアイ(新潟市中央区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月10日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1000万円、上限募集額:4000万円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置A)
・ 株主優待あり:商品購入時割引など
・ みなし時価総額:2億2037万5000円
・ 類似上場企業:Retty <7356> [東証G]、宝ホールディングス <2531> [東証P]、オエノンホールディングス <2533> [東証P]、サッポロホールディングス <2501> [東証P]、アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

佐渡の日本酒に衝撃を受けた代表が起業

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(出典:FUNDINNO)

サケアイの新山大地代表は大学在学中に飲んだ佐渡の日本酒のおいしさに衝撃を受け、全国各地のバラエティ豊かな日本酒を記録として残したいと考えるようになったといいます。

そこで、得意なプログラミングやAI開発を生かし、レコメンドAIを実装した日本酒専用の口コミアプリを開発。同アプリを「Sakeai(サケアイ)」と名付け、大学の起業サークル仲間3人と同社を設立しました。

同社が手がける事業は、以下の4つです。

・質の高いクチコミが集まる日本酒記録・レコメンドサービス「Sakeai」

・自分に合う日本酒が届く定期便サービス「SakeaiBox(サケアイボックス)」

・こだわり抜かれたハイエンド日本酒ブランド「SAKE NOVA(サケノヴァ)」

・クラフトビールのような個性豊かな存在を目指す「クラフトサケ」(2025年、自社醸造所設立予定)

今後は特に「SAKE NOVA」「クラフトサケ」に注力していく計画です。

「Sakeai」はリリース3年でユーザー数1.6万人を突破。登録銘柄数は2万3000件を超え、提携酒造会社も33社に上ります(2023年10月時点)。日本酒の未来を切り開こうとする活動が認められ、堀江貴文氏が株主のHIUインベストメント株式会社から資金調達もしています。

お米を極限まで磨き、こだわり抜いた製造方法で高級ブランドとして展開している「SAKE NOVA」はすでに、箱根の高級旅館で提供を開始しており、2023年11月には、シンガポールとルクセンブルクでの酒チャレンジで金賞を受賞。今後は佐渡の天領盃酒造と提携して自社醸造所を設立し、日本酒のさらなる可能性を追求した「クラフトサケ」の製造を目指しています。

減少し続ける酒蔵と製造数量

同社によると、製造免許を持つ酒蔵は年々減少しており、1970年の3533カ所から2020年には1550カ所に半減。これは、経営難や人材不足により、廃業する酒蔵が増えていることが理由の一つだといいます。日本酒の製造数量も2016年度の約40万キロリットルから、2021年には約30万キロリットルと大幅に減少しています。

日本酒の製造には高い技術と複雑な手間が必要である一方、ワインなどより安価で流通しているのは、相場や原価だけで販売価格を設定してしまい、ブランド化や付加価値を意識できていない酒蔵が多いためだと同社は考えています。

「さらに、酒の味わいや相性のいい食事など、日本酒一つ一つの特徴が十分に伝達できていないという課題も生まれていると弊社は考えています」(同社)

蓄積データを活用、ハイエンド日本酒をリリース

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(出典:FUNDINNO)

「Sakeai」は飲んだ日本酒を記録できるほか、気になるお酒のリアルな口コミの確認、購入が可能なサービスです。「AIによるレコメンドシステム」「タイムライン上の質の高い口コミ」から気になる日本酒を見つけられるのが特徴だといいます。

3年間の運用でユーザー数1.6万人を突破し、酒造会社33社と提携。2万3000種類以上の銘柄を登録しており、他社サービスと比べても、銘柄数で5倍以上の日本酒データベースを保有しているそうです(2023年10月時点)。

また、約10万通りの組み合わせの中から、ユーザーの好みに合った日本酒を1本200ミリリットルの瓶で届けるサブスクリプションサービス「SakeaiBox」も展開しています。

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(出典:FUNDINNO)

同社は今年4月、「Sakeai」の運営で蓄積されたデータベースを活用し、ハイエンドの日本酒ブランド「SAKE NOVA」をリリース。このブランドをもとに、日本酒業界に新しい風を巻き起こしていきたい考えです。

原材料には、こだわり抜いた茨城の酒造好適米「ひたち錦」を使用。約720時間かけて丁寧に精米し、精米歩合7%まで磨き上げているほか、オリジナルの天然酵母を使用し、伝統的な製造手法を採用することで、米の旨みや甘みを堪能できる日本酒を実現しています。

「SAKE NOVA」は現在1種類ですが、今後はブランドとしてシリーズ化する予定で、すでに箱根の高級旅館「箱根小涌園 天悠」、青森ねぶた祭のプレミアム観覧席で提供中です。

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(出典:FUNDINNO)

今後は2025年を目標に、「クラフトサケ」の提供に向けて本格的な準備を開始し、採択された国の「ものづくり補助金」や今回の調達資金をもとに自社の醸造所を設立する予定です。

フルーツなど相性の良いもののほか、ウイスキーのように木の香りを加えたもの、濁酒など原材料の工夫で異なるテイストのお酒の製造を計画しており、販売価格はクラフトサケ市場で相場として多い3000円前後や、「SAKE NOVA」よりもリーズナブルな1万円前後も想定、より幅広い価格帯を提案したいと考えています。

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(出典:FUNDINNO)

「SAKE NOVA」は現在、茨城県の来福酒造に製造を委託しており、今後は全国のさまざまな酒蔵と協力し、各酒蔵の得意とする味わいをもとに新シリーズを展開していく計画です。酒蔵へ収益の一部を還元し、国内・海外ともに販売ルートを拡大させることで業界全体を盛り上げていくとしています。

「クラフトサケ」については佐渡の天領盃酒造と提携。技術や設備面で協力を受けており、今後は醸造所を敷地内に設け、製造と販売を行う予定です。

マネタイズに関しては、日本酒定期便サービス「SakeaiBox」のサブスクリプション料金と、「SAKE NOVA」のEC販売と飲食店への卸売販売による利益が中心ですが、今後は「クラフトサケ」の販売益も加わる予定です。

また、「Sakeai」は現在、完全無料で提供していますが、今後は月間アクティブユーザー数の伸びを見ながら、広告出稿による収益化も検討しています。

同社は「Sakeai」という日本酒好きが集まるプラットフォームを保有していることで、自社ブランドを展開する際に、確度の高いコミュニティをすでに形成できている点が強みだとしています。

「設立する自社醸造所も、弊社ならではの強みになると考えています。実際の酒蔵を所有することで、インバウンドの見学需要なども取り込みながら、ユーザーとリアルな接点を持って販売できるメリットがあると考えています」(同社)

今後の成長に向けて

(1)短期計画

国内市場への販売については、今後も引き続き、自社ECサイトを強化していく計画で、「SAKE NOVA」を、贈り物や特別な日に飲む日本酒としてアプローチを進めていくとしています。

また、今後はリアル店舗などでの販路拡大にも注力していきたい考えです。オフラインでの販路拡大については、富裕層がよく訪れるホテルやレストランなどに「SAKE NOVA」を置いてもらうことでブランドの知名度獲得を目指しています。

醸造所開設後は、お酒を造る現場に観光客を呼び込み、醸造所の見学とともに自社ブランド商品の販売を行う計画です。

(2)中長期計画

同社は輸出量の多い米国や中国、シンガポールなどをメインターゲットに据えた海外展開も目指しています。海外での販路拡大については、富裕層をターゲットとしながら、国内同様にホテルやレストランへの商品提供を目指しています。

海外からの観光客に対しては、佐渡ー東京間の飛行機が2024年に就航予定であることから、提携する天領盃酒造や自社の醸造所に観光客を呼び込むことで、日本酒の販売を拡大させたい考えです。

2027年をめどに「Sakeai」の海外版アプリを開発し、海外の日本酒ファンが集まるプラットフォーマーを目指したいとしています。

(3)将来のExitはIPOを想定

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(出典:FUNDINNO)

(4)2030年に「SAKE NOVA」の年間合計販売数量約2万本を計画

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(出典:FUNDINNO)

株主構成

同社は、以下の事業会社及びVCより出資を受けています。

・HIUインベストメント株式会社

・YJ3号投資事業組合(Z Venture Capital株式会社の特別目的会社)

・イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合(East Ventures株式会社の特別目的会社)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・Retty <7356> [東証G]

・宝ホールディングス <2531> [東証P]

・オエノンホールディングス <2533> [東証P]

・サッポロホールディングス <2501> [東証P]

・アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]

株主優待

【基準日】

毎年2月末日

【優待内容】

・200~600株未満:商品購入時5%オフ

・600~1000株未満:商品購入時10%オフ

・1000株以上:「SAKE NOVA」1本贈答・商品購入時15%オフ

【申し込み方法】

基準日経過後、IRにて、同社販売サイト内で使えるギフトコードを案内する。

【注意事項】

・商品の割引は、1人、1年に5回まで利用できる。

・「SAKE NOVA」1本贈答は、1人、1年に1回限り。販売サイトでの購入時、無料となるギフトコードを送る。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社サケアイ

新潟市中央区笹口一丁目2番地

資本金:6,394,375円(2023年10月6日現在)

発行済株式総数:440,750株(同)

発行可能株式総数:1,000,000株

設立日:2020年2月27日

決算日:1月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 新山大地

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 80,000株

■募集株式の払込金額

1株あたり 500円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 780万円

手数料 220万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額3,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額4,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 740万円

醸造所の改修工事費 1,600万円

手数料 660万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(200株)

200,000円コース(400株)

300,000円コース(600株)

400,000円コース(800株)

500,000円コース(1,000株)

1,000,000円コース(2,000株)

2,000,000円コース(4,000株)

3,000,000円コース(6,000株)

4,000,000円コース(8,000株)

5,000,000円コース(10,000株)

10,000,000円コース(20,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(1,000株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(20,000株)を上限とする。

■申込期間

2023年11月10日~11月22日

■目標募集額

10,000,000円(上限募集額 40,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は32,000,000円とする。

■払込期日

2023年12月15日

■連絡先

株式会社サケアイ

電話番号:080-4510-4211

メールアドレス:niiyama@sakeai.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

堀江貴文氏がオーナーの「HIUインベストメント」が出資。海外コンクール金賞で世界を酔わせた高級酒「SAKE NOVA」。新酒開発と銘柄レコメンドアプリで日本酒との新たな出会いを創出する「サケアイ」

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