【クラファン・優待】NewsPicksも採用! “分散型ID”による自己主権型ID管理システムのQwi、11月11日募集開始

経済
2023年11月10日 12時45分

分散型IDを使った自己主権型のID管理システムを展開する株式会社Qwi(東京都新宿区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月11日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:900万円、上限募集額:3000万円
・ エンジェル出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置B ※ A及びプレシード・シード特例の可能性あり)
・ 株主優待あり:「Qwi for Business」「Qwi API」のAPI認証料金を割引で提供
・ みなし時価総額:2億6158万3250円
・ 類似上場企業:セキュアヴェイル <3042> [東証G]、FFRIセキュリティ <3692> [東証G]、JIG-SAW <3914> [東証G]、フーバーブレイン <3927> [東証G]、エルテス <3967> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

ネット上でIDを安全かつ効果的に活用

Qwiの小川涼代表は2020年に米国の大学を卒業。コロナ禍でも何らかの形で社会貢献したいと考え、株式会社レノックスを設立し、生物科学の知見を生かして、光触媒を使った抗ウイルス・抗菌コーティングを提供しました。

さらなる社会課題の解決にチャレンジしようと、2021年にQwiを設立。ブロックチェーン領域で高い技術を有するCTO(最高技術責任者)をメンバーに加え、デジタル個人認証システムの開発・販売を行っています。

同社は、学生など若年層がネット上でID(個人情報)を安全かつ効果的に活用できるシステム「Qwi」を開発しています。

IDを活用するユーザー側には「Qwi App」を提供。同アプリにより、スマホ上で自身のデジタルID(学生証)が発行でき、学割などが受けられるようになります。

サービスを提供する企業側は「Qwi for business」をお店に導入し、自社のサービス情報やクーポンを登録することで、「Qwi App」のユーザーを呼び込み、同アプリでユーザーを認証することでサービスの提供が可能になります。

オンライン上のサービスでも「Qwi API」を導入し、自社のサービスとAPI連携することで、「Qwi App」ユーザーを認証することができます。

「Qwi App」は2023年10月期の計画値約1.58万人に対し、現在1.3万人以上がユーザー登録、2022年3月にはGoogle Play Store新着アプリランキング1位も獲得しました。

現在は学生をメインターゲットにしているため、ユーザーの約97%が校内等での口コミで広がっているのが特徴だといいます。

大学との連携を強め、今期(2024年10月期)末に3.1万人以上のユーザー獲得を目指しています。

個人情報に対する日本企業の意識不足

私たちが普段、ネット上に提供している膨大な量の情報はSNSなど各種プラットフォームを運営する企業によって集中管理されており、情報漏えいや不正利用などさまざまな問題が発生していると同社は考えています。

このような中、2018年にデジタル・アイデンティティを守る施策としてGDPR(一般データ保護規則)が設定され、各国の企業でCookie規制が進んでいるものの、Cookie利用に対する同意取得バナーの掲示率は、ドイツ企業の約96%に対し、日本企業は約41%と遅れているそうです(Atlas21)。

「この遅れは、日本企業の個人情報管理に対する意識不足であると危惧しています」(同社)

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

分散型IDによる自己主権型のID管理システム「Qwi」

こうした個人情報管理に関する課題を解決するため、同社は分散型IDを使った自己主権型のID管理システム「Qwi」を提供しています。

「Qwi App」では、従来のように企業や店舗側主導で個人情報を認証・管理するのではなく、デバイス内で個人情報を管理するため、必要な場面で必要な情報だけを自らが選択して開示。この方法により、個人主体のID管理が実現しているといいます。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

企業側は実店舗の場合は「Qwi for business」、インターネットサービスであれば「Qwi API」を活用することで、個人情報を自社で保管することなく、安全に顧客管理ができるようになるそうです。

「Qwi App」で発行されるIDはブロックチェーンで管理されており、読み取り側のアプリで認証すれば、それが本物だと保証されます。IDを認証するだけでなく、特定のIDに向けたプロモーションなどのマーケティング活動、集客にも活用できるそうです。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社の収益軸は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、IDを認証した際の認証手数料です。「Qwi API」では、1カ月あたりのAPI認証件数を想定した上で年間契約を締結。「Qwi for business」では、アプリ認証した回数で料金が決まります。

2つ目は、成約手数料です。「Qwi App」では企業からの広告を無料で掲載しており、広告を介してサービス購入に至った場合、一定の成約手数料を受け取っています。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

サービスの導入実績としては「NewsPicks」で「Qwi API」が活用されているほか、スマホの充電サービス「ChargeSPOT」と連携したプロモーションの実施などがあるそうです。

また、Z世代に特化した起業家コミュニティ「Culture Z Park」が主催した起業家支援プログラム「Culture Z Innovation」で質の高いプロダクトが評価され、「住商ベンチャー・パートナーズ賞」「丸井グループ賞」を受賞しています。

同社サービスの優位性は、分散型IDをデジタルID認証に応用している点だといいます。分散型IDは従来、職務履歴書や卒業証明、ワクチン証明などで活用されていますが、同社はデジタルID認証に分散型IDを活用したことで、多くの企業が注目しているそうです。

「先進的な一部の日本企業においても、海外のデジタルID認証サービスを活用している企業が多いので、既存サービスからの乗り換えを促していく考えです」(同社)

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

今後の成長に向けて

(1)短期計画

同社は、ITリテラシーの高い学生を中心に「Qwi App」を展開しており、現在、千葉大学と校内のID認証インフラとして「Qwi App」を導入しています。この事例や口コミをきっかけに、その他の学校法人への導入を進める計画です。

また、海外のID認証サービスを導入している企業に、日本人向けのUI/UXである面や安全性、低コストである点を訴求し、自社サービスの優位性をアピールしていくとしています。

(2)中長期計画

2028年をめどに、社員証や会員証など、社会人も活用できるデジタルIDサービスへとアップデートさせる計画です。

「Qwi」上に蓄積されるビッグデータは多くの企業にとって、デジタル・アイデンティティ・マーケティングを実施するのに役立つものと推測され、将来的には、マーケティングに役立つデータプラットフォームとしても展開したい考えです。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

(3)将来のExitはバイアウトを想定

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

(4)2030年にQwiアプリのユーザー数62万人突破を計画

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・セキュアヴェイル <3042> [東証G]

・FFRIセキュリティ <3692> [東証G]

・JIG-SAW <3914> [東証G]

・フーバーブレイン <3927> [東証G]

・エルテス <3967> [東証G]

株主優待

【基準日】

毎年1月末日

【優待内容】

・1~1,599株保有

「Qwi for Business」のAPI認証料金を年間10%割引で提供。

「Qwi API」のAPI認証料金を年間10%割引で提供。

・1600~3999株保有

「Qwi for Business」のAPI認証料金を年間20%割引で提供。

「Qwi API」のAPI認証料金を年間20%割引で提供。

・4000株以上保有

「Qwi for Business」のAPI認証料金を年間30%割引で提供。

「Qwi API」のAPI認証料金を年間30%割引で提供。

【申し込み方法】

基準日経過後、同社公式HPの問い合わせフォームより株主優待を利用する旨連絡する。

【注意事項】

・1人、1度限りの利用。また、株主本人以外は利用できない。

・優待内容は変更になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社Qwi

東京都新宿区西新宿五丁目24番14-1201号

資本金:8,949,950円(2023年9月15日現在)

発行済株式総数:1,046,333株(同)

発行可能株式総数:1,000,000,000株

設立日:2021年12月3日

決算日:10月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 小川涼

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 120,000株

■募集株式の払込金額

1株あたり 250円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額900万円を以下の目的に充てる予定。

開発費 560万円

広告宣伝費 142万円

手数料 198万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額2,100万円(目標募集額900万円と上限募集額3,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

人件費 909万円

通信費 60万円

開発費 440万円

広告宣伝費 228万円

手数料 462万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(400株)

200,000円コース(800株)

300,000円コース(1,200株)

400,000円コース(1,600株)

500,000円コース(2,000株)

1,000,000円コース(4,000株)

2,000,000円コース(8,000株)

3,000,000円コース(12,000株)

4,000,000円コース(16,000株)

5,000,000円コース(20,000株)

10,000,000円コース(40,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(2,000株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(40,000株)を上限とする。

■申込期間

2023年11月11日~11月22日

■目標募集額

9,000,000円(上限募集額 30,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は24,000,000円とする。

■払込期日

2023年12月15日

■連絡先

株式会社Qwi

電話番号:03-6820-2751

メールアドレス:info@qwiinc.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈NewsPicksが採用〉分散型IDで情報漏えい等のリスクを低減する認証システム。国際会議で表彰されたメンバーが参画「Qwi」

【タイトル】

~こちらの記事も読まれています(※外部リンク)~
 
▼ベンチャー企業へ投資した年に受けられる優遇措置
エンジェル税制とは?
 
▼FUNDINNOの評判・口コミを知りたい
FUNDINNO(ファンディーノ)とは?

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.