日精機がカイ気配スタート、今期最終益予想引き上げ自社株買いと新中期計画を発表
日本精機<7287>がカイ気配スタート。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しを18億円から26億円(前期比99.1%増)に引き上げた。取得総数175万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.90%)、取得総額15億円を上限とする自社株買いと、新たな中期経営計画も公表しており、材料視されたようだ。
今期の売上収益予想は2810億円から3000億円(前期比8.8%増)に見直した。円安効果が出るほか、一部地域で想定よりも受注が増加し、収益を押し上げる。自社株の取得期間は11月13日から2024年5月31日とする。
新たな中期経営計画では、27年3月期の売上収益を3300億円、営業利益を165億円(24年3月期は64億円の見通し)に伸ばす目標を掲げた。25年3月期から27年3月期の総還元性向は80%、株主還元額は約200億円から250億円を見込む。