住友ゴはカイ気配で急上昇、今12月期営業益増額で3倍化し大幅増配も好感
住友ゴム工業<5110>が寄り付きカイ気配スタートで株価を急上昇させている。9月20日につけた年初来高値1721円を視界に入れる展開となっている。前週末10日取引終了後に期中3度目となる23年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の410億円から460億円(前期比3.1倍)に増額した。半導体不足解消による自動車生産の回復が追い風となっており、為替のドル高・円安も利益採算の向上に結び付いている。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の40円に5円上乗せした45円(前期実績は35円)とすることも併せて発表、これが株価を強く刺激する格好となった。