GCジョイコがS安ウリ気配、新株予約権発行で希薄化警戒
ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>がストップ安ウリ気配。前週末10日の取引終了後、SMBC日興証券を割当先とする第三者割当により、第2回新株予約権を発行すると発表した。将来的な1株利益の希薄化を警戒した売りが膨らんでいる。
発行新株予約権数は2万5000個(潜在株数250万株)で、希薄化率は議決権ベース(9月末時点)で最大17.56%。調達資金約77億円(手取り概算額)は次世代決済システムの開発投資や同システム導入に伴う社内システム刷新のための投資、M&Aや資本業務提携に係る費用に充てる。
同時に24年3月期営業利益予想について50億円から85億円(前期比90.4%増)へ上方修正すると発表。スマートパチスロ対応ユニットの売り上げが順調なことや、部材の調達難が一部解消され量産効果による原価低減が図れたことが寄与する。売上高予想は据え置いた。あわせて期末に記念配当20円を実施すると明らかにした。これにより年間配当は60円(前期35円)となる見込み。