メックはマド開け急反発、今期業績予想の引き上げがショートカバーを誘う
メック<4971>はマドを開けて急反発し、年初来高値を更新した。前週末10日の取引終了後、23年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高の見通しを135億円から138億円(前期比15.5%減)、最終利益の見通しは17億3000万円から21億5000万円(同29.8%減)に引き上げており、ショートカバーを誘発したようだ。
エレクトロニクス業界での在庫調整が進み、需要は低調ながらも計画に比べ売上高が上回る見込みとなったという。一部費用が来期にずれ込むことも利益を押し上げる。1~9月期の売上高は前年同期比19.3%減の99億8100万円、最終利益は同28.4%減の17億700万円となった。