フォーシーズHD---23年9月期は減収なるも、通販事業は売上高増となり卸売事業の利益は増加

材料
2023年11月13日 13時42分

フォーシーズHD<3726>は10日、2023年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.1%減の21.36億円、営業損失が2.14億円(前期は1.19億円の損失)、経常損失が2.16億円(同1.16億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が2.72億円(同1.56億円の損失)となった。

同社グループにおいては業績回復に向けて、各セグメントそれぞれの営業スタイル特性に合わせた施策を積極的に推進している。また、独自の市場リサーチ手法を活かした自社オリジナル商品の開発・販売を行っているiiyがグループの傘下となった。通販事業はiiyの関連子会社化によりセグメントに組み込まれたこともあり、売上高については前年度を上回る結果となり、安定的な黒字化が実現できた。卸売事業についても中国からのインバウンド需要が予測より下回ったため、前年度に対し売上高は若干下回ったが、営業利益については大きく改善することができ黒字化が実現できている。さらに、新しい取り組みとして、販路拡大による売上向上とリピーター獲得を目的とし、ふるさと納税返礼品として同社商品を出品する事業に参入し、現在、奈良県大和郡山市、佐賀県鳥栖市、石川県金沢市、福岡県遠賀郡芦屋町の4自治体で展開している。しかし、客数増加を目的に雑貨商品等をベースとした店舗コンセプトとしたため、原価率が悪化してしまったリテール事業やM&Aのアドバイザリー費用や臨時株主総会開催による想定外の費用計上等の影響もあり、当年度の経営成績は、売上高は減収となり、損益面では損失となった。

2024年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比30.6%増の27.90億円、営業利益が0.29億円、経常利益が0.23億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.19億円を見込んでいる。

また、当年度の配当については、2023年度9月期の連結決算において、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことから、年間配当を見送ることを発表した。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.