米消費者の1年先のインフレ期待は僅かに低下
NY連銀が発表した10月の米消費者期待調査によると、1年後のインフレ期待は前月の3.67%から3.57%に若干低下した。一方、家計所得の伸びは10月に0.1%ポイント上昇の3.1%となり、パンデミック前の水準である2020年2月時点の2.7%を上回った。1年先の予想所得の伸びは0.2%ポイント減少して2.8%となった。
米消費者は今後1年間で、ガソリン価格が5.05%上昇、食品価格が5.58%上昇、医療費が9.11%上昇、大学教育費が5.98%上昇、家賃が9.09%上昇すると予想している。
また、今後3カ月間に最低限の負債返済が出来ないと予想する消費者の割合は、前月の12.51%に対し11.99%に減少した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美