東京株式(前引け)=続伸、円安背景に半導体関連など買われる
14日前引けの日経平均株価は前営業日比172円33銭高の3万2757円44銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億1045万株、売買代金概算は1兆8158億円。値上がり銘柄数は785、対して値下がり銘柄数は812、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株を中心に買いが先行した。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が高安まちまちの展開となったが、外国為替市場で1ドル=151円台後半の推移と円安方向に振れたことがハイテクセクター中心に追い風材料となった。特に半導体関連株への買いが顕著で全体相場を押し上げている。一方、日経平均3万2800円台では戻り売り圧力も強く買い一巡後はやや伸び悩んでいる。個別株は値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回った。
個別では売買代金で群を抜くレーザーテック<6920>が買われたほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>などの半導体製造装置関連が軒並み高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買い人気を集めた。ベネッセホールディングス<9783>、ファーストリテイリング<9983>なども値を上げた。タツモ<6266>がストップ高となったほか、ワイエイシイホールディングス<6298>も大幅高、シンクロ・フード<3963>も値幅制限いっぱいに買われた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、メルカリ<4385>も安い。味の素<2802>も売りに押された。メドピア<6095>が急落、LIFULL<2120>、恵和<4251>、クロス・マーケティンググループ<3675>なども大幅安。