今日の為替市場ポイント:米長期金利の大幅低下でドル買い抑制の可能性

通貨
2023年11月15日 8時17分

14日のドル・円は、東京市場では151円78銭から151円58銭まで下落。欧米市場では151円75銭から150円16銭まで下落し、150円37銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に150円台で推移か。米長期金利の大幅な低下を受けてリスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。

米労働省が14日発表した10月消費者物価指数(CPI)は、前年同月比+3.2%にとどまった。基調的なインフレにも鈍化の兆しが出ており、米利上げ局面は終了したとの見方が一段と広がった。コア指数は前年同月比+4.0%で伸び率は9月実績を下回った。CMEのFedWatchツールによると、14日時点で12月と来年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準は据え置きとなることが確実視されている。市場関係者の間からは「来年6月か7月に利下げが開始される可能性が高い」との声が聞かれている。ただ、米国のインフレ見通しは不透明であり、利上げ終了の確度は高いものの、利下げの開始時期については予測困難であるとみられる。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.