バルテス・ホールディングス---2Qも2ケタ増収、最速で売上高50億円突破、成長投資を加速

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2023年11月15日 16時33分

バルテス・ホールディングス <4442>は14日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比21.5%増の50.65億円、営業利益は同29.7%減の3.33億円、経常利益は同29.8%減の3.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同35.2%減の2.00億円となった。

ソフトウェアテストサービス事業の売上高は前年同期比18.1%増の44.71億円、セグメント利益は同18.9%減の3.71億円となった。金融機関向けを中心としたエンタープライズ系領域の売上高が堅調に推移した他、新規大型再構築案件の上流工程・PMO・QMOや、大型マイグレーション案件への参画も増加し、エンジニア1人当たり売上は過去最高となった。一方で将来の成長へ向けた投資であるエンジニアの人材採用積極化に伴う採用費、入社時の案件にアサインしない期間の研修費用(新卒・未経験者は2カ月間、経験者は1カ月間)が増加した。

Web/モバイルアプリ開発サービス事業の売上高は同56.2%増の5.78億円、セグメント利益は同53.8%減の0.24億円となった。アプリ開発やセキュリティ・脆弱性診断に係る売上高が増加した。加えてシンフォーを2023年4月より新規連結したことも売上高の拡大に貢献している。一方で開発が一部遅延していることや、のれんの償却費の増加などにより、減益となった。

オフショアサービス事業の売上高は同14.4%増の0.16億円、セグメント損失は0.15億円(前年同期は938千円の利益)となった。フィリピンでは新型コロナウイルス感染症対策としてのロックダウンによる影響はほぼ解消され、経済活動の正常化が進んでいる。その中で同事業においては、現地日系企業からの引き合いが増加したものの、既存案件の終了及び新規案件の立上げが遅延となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比23.4%増の111.78億円、営業利益が同26.7%増の12.28億円、経常利益が同25.5%増の12.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.0%増の8.33億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

提供:フィスコ

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