サムコが一時400円超の上昇で2カ月ぶり5000円台乗せ、高技術で新商品開発に期待感
サムコ<6387>が大きくマドを開け一時400円を超える上昇で一気に5000円台に乗せてきた。時価は9月中旬以来約2カ月ぶりの高値圏に浮上している。研究開発型の電子デバイス製造装置メーカーで、化合物半導体分野でニッチトップの実力を有する。プラズマCVD装置やALD装置、ドライエッチング装置、ドライ洗浄装置などいずれも高い商品競争力を有するが、最近はナノレベルの膜厚制御性やカバレッジ性で優位性を持つ独自開発の新型ALD装置「AD-800LP」に対する評価が高い。会社側ではこれに続く新商品開発も鋭意進めている状況にあり今後が注目されている。24年7月期営業利益は前期比7%増の19億9000万円を予想しているが、保守的とみられ上振れる可能性もある。