ダウ先物は小幅安 ウォルマートの決算で上げ一服=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:45)
ダウ先物 35016(-34.00 -0.10%)
S&P500 4520.00(+0.75 +0.02%)
ナスダック100先物 15875.50(-13.75 -0.09%)
米株価指数先物市場でダウ先物が小反落しているほか、ナスダック100、S&P500は横ばいで推移している。これまでに発表になった決算が米株式市場に一息つかせているようだ。取引開始前にウォルマート<WMT>が決算を発表。決算自体は好調だったものの、同社のCFOのコメントに失望感が広がっている。時間外で株価は下落。
また、シスコシステムズ<CSCO>も時間外で大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、予想を大きく下回るガイダンスを発表したことが嫌気されている。顧客企業がこれまで積み上げた在庫の実装のほうに注力しており、新製品の受注が減速していることが確認された。
ただ、先ほど発表の米新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の軟化を示したことで米国債利回りが低下しており、株価指数先物も下げ幅を縮小している。
今週の市場は最新のインフレ指標に歓喜した。FRBの利上げ終了を期待する投資家にとっては心強い兆候となった。一部からは「最近の上昇は長期的なトレンドを示している可能性がある」との指摘も出ている。最近のインフレ指標はFRBの利上げ終了を暗示する可能性があるからだ。「11月は歴史的に好調な時期であることもポジティブな兆候である。年末にかけてのラリー継続の要素は揃っている」とも述べていた。
きょうも序盤は軟調に推移する可能性があるものの、後半にかけて下げ渋る動きが出るか注目される。
(NY時間08:55) 時間外
ウォルマート<WMT> 159.79(-9.99 -5.88%)
シスコシステムズ<CSCO> 47.85(-5.43 -10.19%)
アップル<AAPL> 189.00(+0.99 +0.53%)
マイクロソフト<MSFT> 371.90(+2.23 +0.60%)
アマゾン<AMZN> 141.20(-2.00 -1.40%)
アルファベット<GOOG> 137.55(+1.17 +0.86%)
テスラ<TSLA> 239.59(-3.25 -1.34%)
メタ・プラットフォームズ<META> 331.15(-1.56 -0.47%)
AMD<AMD> 117.15(-0.85 -0.72%)
エヌビディア<NVDA> 485.69(-3.19 -0.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美