野村不HDなど不動産株の一角は堅調、米長期金利低下が買いを誘う
野村不動産ホールディングス<3231>など不動産株の一角が堅調に推移している。16日の米国市場で、長期金利の指標となる10年債利回りは4.43%に低下した。米国の週間失業保険申請件数が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの観測が一段と後退。米長期金利に低下圧力を掛けた。金利上昇が収益面でマイナスの影響をもたらすとされる不動産株に対しては、内外金利の先高観が薄れつつあると受け止めた投資家の選別物色の流れが追い風となっているようだ。ヒューリック<3003>や明和地所<8869>、スターツコーポレーション<8850>などがしっかり。
最終更新日:2023年11月17日 09時46分