ミナトHDが13%超の急騰で新高値、時価総額は依然100億円未満で水準訂正妙味
ミナトホールディングス<6862>が13%を超える急騰で1000円台を大きく回復、11月14日につけた年初来高値1053円を払拭し新値街道に躍り出た。産業用メモリーモジュールを主力とし、半導体関連の中小型株として人気を集めている。24年3月期営業利益は前期比44%増の11億7000万円を見込んでおり、最終利益は連結子会社株式譲渡に伴う特別利益計上という特殊要因があるものの、今期予想PERが依然として5倍強と割安感が際立つ。デジタルデバイスやデジタル周辺機器の製造以外にもプログラマ、システムソリューション、Webサイトと幅広い業務領域を持っているのも特長。M&A戦略に長じ業容拡大に積極的。時価は2006年以来約17年ぶりの高値圏に浮上しているが、現状は12事業と国内で7つの連結子会社を擁し、にもかかわらず時価総額は依然として100億円未満で評価不足歴然という見方もある。