<マ-ケット日報> 2023年11月17日

市況
2023年11月17日 16時29分

17日の市場は日経平均が反発。終値は前日比160円高の3万3585円だった。前日の米株安を受けて序盤は売りが先行し一時160円安まで下値を広げたが、売り一巡後は増益基調の企業業績を静かに買う動きが勝り9時半過ぎにはプラス圏へ浮上した。日経平均の1株当利益はここ1週間で1割近くも上がっており、3万3000円台半ばでもPER面から見た割高感は今はない。短期的な高値警戒感は燻っているが、流れとしては来週中にも6月の年初来高値を超えてきそうだ。

昨日の米国市場は一部主力企業の決算を嫌気してダウ平均は5日ぶりに小反落した。ダウ平均は直近4日間で1100ドルも上げていたためこの日は高値警戒感が働いたようだ。シスコシステムズやウォルマートといった主力企業の決算が弱かったことも見送り気分を広めていた。もっとも、一時170ドル安まであったダウ平均は押し目買いで終盤は下げ幅を縮小。やはり利上げ局面が終わったとの見方がベースにあり、極端に売りポジションを持つ向きは少なくなっている。

さて、東京市場は米株反落を受けてやや売り込まれる場面はあったものの、基本的には業績拡大を買う動きが勝り底堅く推移した。米原油安や円安一服などで輸入インフレへの懸念も薄らいでおり国内でもリスクを取りやすくなってきている。11月相場は現時点で2500円以上の上昇となっておりまさに基調転換の月に。6月の年初来高値(3万3772円)を超えて3万4000円を目指しそうである。(ストック・データバンク 編集部)

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