チャージポイントが大幅安　暫定決算で売上高見通しを下方修正　ＣＥＯ交代も発表＝米国株個別

（NY時間09:59）

チャージポイント<CHPT>　2.00（-1.13　-36.10%）

電気自動車（ＥＶ）向けの充電ステーションを手掛けるチャージポイント<CHPT>が大幅安。前日引け後に８－１０月期（第３四半期）の暫定決算を公表し、売上高見通しを１．０８－１．１３億ドルに下方修正した。

同社はまた、長年ＣＥＯを務めてきたロマノＣＥＯを交代させ、ウィルマーＣＯＯを昇格させる人事を発表。ロマノ氏は今後も顧問を務めるという。さらに、ジャクソンＣＦＯが退任し、財務計画・分析担当上級副社長のケタニ氏が暫定ＣＦＯを務めるとも発表した。

ウィルマー新ＣＥＯは声明の中で「中核市場である北米と欧州が第３四半期後半にいずれもプレッシャーにさらされ、売上高は予想を大きく下回る結果となった。マクロ経済情勢に加え、フリートや商用車納入の遅れにより、予想された顧客展開が振るわなかった」と述べた。

市場全体がクリーン・エネルギーやクリーン・テック銘柄を敬遠する中、株価は今年に入って６７％以上下落していた。

（８－１０月・第３四半期見通し）

・売上高：1.08～1.13億ドル（従来：1.50～1.65億ドル）（予想：1.56億ドル）

【企業概要】

人と物のモビリティの電動化を目指し、北米及び欧州で商業施設・車両・住宅を含むあらゆるセグメントに充電ソリューションを提供する。ネットワーク接続された充電用ハードウェアの販売と、年間契約のクラウドサービスから主な収益を得る。クラウドサービスへは各充電ポートからアクセス可能。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美