世界の株式ファンド、今年2番目の資金流入額=米国株
米大手銀がEPFRグローバルのデータを引用して発表した資金フローの報告によると、世界の株式ファンドは11月15日までの1週間で235億ドルの資金を集め、今年2番目の資金流入額となった。また、マネー・マーケット・ファンド(MMF)には約205億ドル、債券ファンドには26億ドルの資金が流入した。
米大手銀の強気・弱気インジケーターは5週目にして逆張りの買いシグナルが点滅したと同銀のストラテジストは述べている。このような指標に基づく過去20年間の中央値はS&P500は4550ポイントとなり、直近終値からの上昇は1%未満となる。ただ、同ストラテジストは、その水準より上でのフェードアウトを推奨。同ストラテジストはS&P500が今年に入って17%上昇しても、米国株には弱気な見方を崩していない。
米国株ファンドは5週連続の資金流入で258億ドルが流入した一方、欧州の資金流出は36週目となった。セクター別の資金流入はハイテクがトップで、償還はヘルスケアと公益事業が最大となった。米大型株は2022年2月以来最大の資金流入を記録した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美