ゼレンスキー大統領、ドニプロ川東岸で前進と主張
ウクライナ軍はロシアが支配する南部の領土を回復しようと、ドニプロ川東岸で前進していると、ゼレンスキー大統領が主張した。ブルームバーグが伝えた。ウクライナ政府幹部からは最近、東岸で拠点を広げているとの主張が相次いでいる。ゼレンスキー大統領は「ヘルソン州左岸。われわれの戦士たち」と、画像と映像を添付してソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」に投稿。「彼らの強さと前進に感謝する」と続けた。
これに先立ちウクライナ海兵隊はきょう、いくつかの新たな陣地を確保するなど作戦が今週成功したと説明していた。ウクライナ軍が東岸で前進した可能性は、ロシア軍が最近攻撃を強めるバフムトやアウディーイウカ周辺を含むウクライナ東部とは対照的。
海兵隊は東岸の数カ所で拠点を築いたとフェイスブックで説明。イエルマーク大統領府長官も今週に入り、同様の言い回しを使っていた。米シンクタンクの戦争研究所(ISW)によると、ウクライナ軍はヘルソン市の北東約30キロにあるクリンキ周辺で前進した様子だと伝えていた。