20日の株式相場見通し=底堅い展開、円急伸も売り込みにくさを意識

市況
2023年11月20日 8時00分

週明け20日の株式市場で、日経平均株価は底堅く推移する見通し。前週末17日の欧州株式市場で主要株価指数は上昇し、米国の主要株価3指数は小幅高となった。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げサイクルが終了したとの見方から、債券市場で米長期金利は一時4.37%まで下げる場面があったが、ポジション調整の動きもあって横ばい圏内まで戻した。外為市場ではドル円相場が一時1ドル=149円20銭まで円高に振れたものの、シカゴの日経平均先物は下値の堅い動きとなった。20日の日本株相場は円高が重荷となる一方で、海外投資家のリスク選好姿勢に対する期待もあり、売り込みにくさが意識されそうだ。

もっとも、10月末以降の日経平均株価は急ピッチな上昇となり、足もと25日移動平均線に対する上方カイ離率が5%を上回った状況にある。過熱感を冷ます日柄調整局面となるシナリオも見込まれるなか、内外金利の急ピッチな低下の一服は、バリュー株への買い戻しを誘いやすい。個別では17日の取引終了後に過去最高としていた今期の最終利益予想を上乗せする形で上方修正したSOMPOホールディングス<8630>などの株価の反応が注目されそうだ。

17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1ドル81セント高の3万4947ドル28セントと小反発。ナスダック総合株価指数は同11.808ポイント高の1万4125.481だった。

日程面では、きょうは国内では10月首都圏マンション市場動向、10月主要コンビニエンスストア売上高が公表される予定。海外では中国11月最優遇貸出金利のほか、独10月生産者物価指数、米10月コンファレンス・ボード景気先行指数の発表が予定されている。更に、米国では20年国債入札が行われるうえ、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>などの決算発表も控えている。

出所:MINKABU PRESS

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